2019年の活動記録 8月~12月

下から上へと時間順に、順次、活動記録を追加していきま~す。

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ご不便をおかけしますが、ご勘弁を~。


沖縄・高江・平和への思い、大法廷にあふれる

結審しました! 11月11日第12回口頭弁論

11月11日、結審日の第12回口頭弁論に、110名以上の方が集まってくださいました。当日は先着順だったため、学生さんグループの傍聴参加もあり、10名以上の方が法廷からあふれました。ご参加のみなさん、ありがとうございました。傍聴できなかった方、申し訳ありませんでした。ご協力ありがとうございました!

 

当日の口頭陳述の原稿:準備書面の要旨を「裁判資料」のページから閲覧できるようにしました。

また、Twitterで、当日の雰囲気を簡単にお伝えしています。

 

詳しいご報告は、12月10日発行の会報でお伝えする予定です。

 

報告集会の内容と写真を、以下にご紹介します。

(2019.11.14) 

第12回口頭弁論 報告集会

  

 「沖縄高江へ愛知県警機動隊派遣違法訴訟」が結審を迎えた11月11日、名古屋地方裁判所大法廷の傍聴席は満席となり、この裁判への関心の高さがうかがわれました。

 

 その報告集会において、原告事務局長の山本さんは意見陳述の余韻を残しながら、平和運動に長年携わってきた中で、沖縄のへ構造的差別を本土に住む者として受け止めてこなかった「自省の念」をこめて、この機動隊派遣は戦争のための基地建設に加担するものであり、沖縄に対する加害者にはならないという想いで、裁判に臨んでいると語られました。

 

 続いて吉田弁護士からは本件訴訟の要旨が、長谷川弁護士からは愛知県警本部長による公安委員会軽視の「専決による派遣決定の違法性」と警察庁主導による機動隊派遣は「自治体警察の本旨に反する」ものであることが報告されました。岩月弁護士からはこの裁判の原点の確認として「住民の非暴力の抵抗は、平和的生存権に基づく抵抗権の行使または表現の自由の行使」であるとの指摘がありました。

 

 2年前の6月23日「沖縄戦慰霊の日」に愛知県議会で機動隊派遣について一般質問を行なった高木県会議員からは、県民の関心の高い派遣の実態や公安員会のあり方について今後も取り組んでいくと話されました。

 

 最後に大脇弁護団長からは、住民監査請求から提訴、そして結審までの3年余、「沖縄の運動」について考え続けてきたこと。世界史的に見れば武力で平和が作られたことはなく、沖縄の戦後70年に及ぶ非暴力・不服従の「反基地闘争」は後世にわたって必ずや語り継がれていくだろうと、格調高く結びの言葉を述べられ、裁判所へは「勇気ある英断を心から期待し、切望する」と結ばれました。

 

 報告集会中、名古屋地方は突然の雷雨に見舞われましたが、参加者は怯むことなく「沖縄の怒りでない、私の怒り」を胸に、裁判の勝利に向けて結束しました。

(松本八重子)

にぎやかな受付。当日参加のみなさんに、柿のプレゼント。原告・大瀧さんより。

旗を持ってくださる原告・小山さん。傍聴席からあふれ、待機組に。ご協力に感謝!

横断幕を持って静岡から駆けつけてくださった方々。(手前3人)


原告陳述をされた山本みはぎさん(当会事務局長)。

吉田利光弁護士

本日の内容を解説する長谷川一裕弁護団事務局長。


田巻紘子弁護士

篠原宏二弁護士

岩月浩二弁護士


内河惠一弁護団副団長

会場から高木ひろし県議。2017年の本会議質問は、偶然6月23日・沖縄慰霊の日に当たったことから、この問題を取り上げることを決意。

大脇雅子弁護団長



いよいよ結審!11月11日 第12回口頭弁論

大法廷を満杯に!ぜひ傍聴をお願いします

↑画像をクリックすると詳しいチラシが開きます PDF(854KB)

 

と き:11月11日(月)

09:30 受付開始

09:45 裁判前集会

10:00 入廷

10:30 開廷 最終弁論

終了後 報告集会 桜華会館 南館3階「桜花の間」

 

ところ:名古屋地方裁判所 大法廷

 地下鉄「丸の内」駅1番出口より徒歩5分

 地下鉄「市役所」駅5番出口より徒歩7分

 

弁護団より最終準備書面に基づく弁論と、原告の意見陳述があります。

ぜひご参加ください!

(2019.10.03)

 


11月1日 第13回裁判前学習会

↑画像をクリックすると詳しいチラシが開きます PDF(604KB)

 

 

と き:11月1日(金)18:30~20:45(開場18:00)

ところ:イーブルなごや 視聴覚室(地下鉄「東別院」1番出口東へ徒歩3分)

資料代:500円 (どなたでもご参加いただけます)

内 容:☆お話 内河惠一弁護士(当訴訟弁護団副団長)

      沖縄高江の闘いと日本国憲法の精神

    ☆弁護団事務局長より 長谷川一裕弁護士
      本訴訟の到達点と今後の展望 

 

11月11日の第12回口頭弁論に向けた最終準備書面。その「結語」は内河恵一(よしかず)弁護団副団長と大脇雅子弁護団長の共同執筆です。愛知・名古屋の地で、三菱・朝鮮女子勤労挺身隊訴訟や自衛隊イラク派兵差し止め訴訟など、大きな裁判に関わってきた豊かな経験と、いつもユーモアを忘れない暖かい人柄で弁護団をまとめ、支えてきた内河弁護士に、じっくり語っていただきます。

我らが「弁護団」って、中はどんななのか?裏話も聞けるかも。

(2019.10.03)


もういつの間にか10月ですが、何ですかね~この暑さは・・・
8月初旬からの、あいちトリエンナーレ2019の「表現の不自由展・その後」騒動のおかげで、全国的に大注目のわが愛知県と名古屋市! そのおかげで(;_;)、当訴訟の会のメンバー含め、日ごろからさまざまな運動や取り組みをしている愛知の市民たちも、ただでさえ悪政次々で忙しい上に、ますます忙しく・・・。
幸い、「表現の不自由展・その後」は会期末の10月14日を前にして、10月6日ないし8日の間に再開されそう、とのことで、出品芸術家をはじめ、さまざまな方々、忙しい中頑張った市民のみなさんのおかげです。(当訴訟の被告である大村秀章愛知県知事も。かなり株を上げました・・)
・・ということで(?)、そのしわ寄せでいろいろ滞っておりますが、訴訟の会ではこの先以下の取り組みを予定していますので、お知らせいたします。よろしくお願いいたします。
11月1日(金)第13回裁判前学習会
       内河惠一(よしかず)弁護団副団長による
       「沖縄高江の闘いと日本国憲法の精神」
        
 18:30~20:45  イーブルなごや(女性会館)
 最終弁論の「結語」を担当する内河惠一弁護士が、その内容についてお話します。
 長谷川一裕弁護団事務局長からも、当訴訟の到達点と展望についてお話します。
11月11日(月)第12回口頭弁論
 9:30 受付開始 11:30 開廷 名古屋地方裁判所
 いよいよ結審です!
なお、10月半ばより11月11日の結審を経て年末の12月頃まで、裁判長にあてた「公正な判決をもとめる要請ハガキ」の取り組みを予定しています。ハガキの印刷はこれからですが、ぜひご協力を!
遅くなりましたが、9月6日に発行した「会報№11」を、「会報」のページに掲載しましたのでご覧ください。7月の第10、11回口頭弁論・証人尋問の特集です。 ☞ 会報のページ
(2019.10.03)